2008年02月16日

前バラです。

さて、第4回目となる
お肉の特徴ブログ(牛肉編)でございます。

今回は
前回と同様、焼肉屋さんで
需要の高いであろう部位(ぶい)でいきますね。

それでは、
早速、写真でのご紹介です。

こちらは、
前バラであります。

大きさは、実重量で
17.4キロ

さあ、こちらのお肉を
食べやすく
バラバラするのが
ナイトウのお仕事で
あります。

さて、今回も
実際に
やってみましょう。


写真の前バラの案内
鹿児島産 黒毛和種 

個体番号 0113785030

※牛の
個体識別情報検索サービスは
こちら



さて、始まりました。

取り掛かっている作業は
先ずは、価値の高い部位(ぶい)である
「さんかくばら」と呼ばれるところを
切り離そうとしている瞬間ですね。

実をいいますと、
これを切り離す作業は結構快感痛快でありまして、包丁が筋目に入ると
「びりっびりっ」
と、壁に貼ったシールをはがすような感覚で切り分かれるのです。

大胆な作業なので、
魅せる作業にうってつけ
ナイトウは思っております。



切り離すと
このようにパックリ2つに分かれます。
これまでにかかった時間は
30秒もかかりません。

この部分にだけ関して言えば
何度やっても
飽きない作業だと思います。

やってみたい方は手を挙げて~



続けて、さらに余分な牛脂を取り除いて切り分けてゆくと、
大まかに3つの商品価値のある部位(ぶい)にへと分かれてゆきます。





こちらは、
ブリスケット(ボディサイド)を
真っ二つに分けた断面ですね。

こちらのお肉は、店頭で
赤身カルビ
として販売しております。

価格も手ごろなので
たくさんお肉を食べたい方には
打ってつけですよ。



次に、写真にはありませんが
ブリスケット(ペクトラル)は、こちらも店頭で
和牛切り落としとして、
薄切りスライスにして安価にて販売しております。

このお肉を使って牛丼にしたり、
肉じゃがなどに入たりするると、
和牛の旨味が存分に出て、よりハッピーな味わいに変化しまよ。



そして、最後に
前バラの魂(たましい)といっても過言ではない
さんかくばら
の説明に入りましょう。

こちらの部位(ぶい)は、
脂肪交雑(霜降り)
に優れております。
その特性から、
多くの焼肉屋さんの
メニューでは恐らく、
特上カルビとして
君臨していることでしょう。
それほどに、
「おいし~い」
ところなのであります。

今回はその中でも
更においし~いところだけを
選んで整形してみましたよ。


整形をしている
その風景が、こちらの写真。

ちょうど写真では、
あばらの骨と骨の間にある
お肉を取り除いている所です。

次の写真では
その霜降り度合いと
見た目の美しさを
アップでご紹介しますね。




いかがですか、
見た目にも、
「おいしそ~」が伝わりませんか?

こちらのお肉は、17.4キロある
前バラ肉の内、
たったの620グラムしかとることができませんでした。
ほんの、3.56%しか無いのです。

特上カルビの値段が高いのは
これで少しはイメージできましたか?

召し上がるときは
今回のブログを思い出していただくと
より一層おいしさが増すこと
間違いなし!!


ではまたね~futaba ←また、ぱくっちゃった(汗)


  
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Posted by おにくや at 17:53Comments(5)社長 ナイトウ進の記事