大きさの違い

おにくや

2008年02月20日 17:54

今回は、思考を変えて
なかなか触れ合うことのない
牛と豚との大きさの違いを見てみましょう。

こちらの写真は、
牛と豚の枝肉、そして人間との比較です。

ちなみに、枝肉とは
肉用家畜である牛や豚をと畜し、剥皮して内臓を摘出し、頭部、前・後肢および尾などを取り除いたのち、胸骨と恥骨結合を縦断する形で脊髄の中心線に沿って切断。左右の半体(半身)にしたもの。ですって。

これではとっても解りにくいので
なじみのある言葉に変換するとこの様になる訳ですね。

「骨がついた大きいかたまりのお肉のこと」
なんですよ。



ここからは、実際に
内藤精肉店の冷蔵庫内にある
お肉を使っての説明を致しましょう。





こちらの部位(ぶい)は、上下共に、内モモ部を除いた腿(モモ)肉でございます。

上のモモ(腿)肉が、
鹿児島県産の黒毛和牛で
個体識別番号 1208363140
※写真は、真空パックがされた状態です。

そして、
下の鮮やかなピンク色のお肉が
豚のモモ(腿)肉であります。

ちなみに、こちらは共に3つの部位(ぶい)の集合体で、

上から
●らんいち
●しんたま ←前回、ご紹介済み
●そともも
と、なっております。


恐らくこの写真だけでは、本来肉が持つ大きさの違いは伝わらないと思いますので
各部位(ぶい)ごとの大きさと特徴をご説明を致しましょう。







モモ(腿)肉 4部位の比較と特徴
※特徴は、牛肉のみです。


内モモ
和牛・・・10.4キロ
豚・・・2.03キロ


「特徴」
…赤身のおおきな塊(かたまり)で、牛肉の部位中最も脂肪が少ない部位です。
ステーキなど大きな切り身で使う料理や焼き肉、ローストビーフや煮込みに。



らんいち
和牛・・・8.2キロ
豚・・・1.42キロ


「特徴」
…やわらかい赤身肉で、肉に深みがある部位です。たたき、ステーキや、ブロックのままローストビーフに。この他、ほとんどの料理に利用できます。






しんたま
和牛・・・9.0キロ
豚・・・1.53キロ


「特徴」
…赤身のかたまりで、きめが細かく、やわらか。他の部位に比べると脂肪が少ない部位です。ローストビーフやシチュー、焼き肉、カツなどに。






そともも
和牛・・・10.9キロ
豚・・・1.42キロ


「特徴」
…脂肪の少ない赤身肉で、きめはやや粗く、かための部位です。薄切り、細切りにして炒めものに。






それでは最後に
モモ(腿)肉全体の比較をしてみましょう。

和牛…38.5キロ
豚…7.78キロ



な、なんと
牛肉は、豚肉の5倍以上の大きさなんです。




ひぇ~、
おったまげた~



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